日本学術振興会超伝導エレクトロニクス第146委員会
超伝導エレクトロニクスが目指す姿
~第146委員会 40年のあゆみ~

超伝導エレクトロニクスは、ジョセフソン効果や磁束量子化現象など超伝導現象の特徴である巨視的量子効果や非線形性を利用することにより、他に類を見ない性能と機能を有する先端エレクトロニクスシステムを創生する科学技術です。
現在では、「先端科学分野」「医療・バイオ計測分野」「分析・検査応用分野」「高速情報処理応用分野」「素粒子物理分野」と持続可能な社会を支える5つの分野において、超伝導エレクトロニクス技術の産業化に向けた取組みが進められ、数年以内に実現可能と言われているものもあります。
一方、量子暗号通信や量子コンピュータの基盤技術として、超伝導単一光子検出器や超伝導量子ビットの研究が世界各国で進行中です。これらの研究領域は物理学としての原理実証の段階からデバイス製作技術や周辺デバイス技術、実装技術の開発など、エンジニアリングの要素は多岐にわたっており、この開発研究を実現する環境として、学際的な産学連携体制の構築が求められています。
超伝導エレクトロニクスが秘めている大きな可能性を、さらに社会に役立てるため、数年後に実現する研究だけでなく、次世代に向けた体制づくりなどの取組みにも、異なる学術分野および産業界と連携し、推進していきたいと考えています。

  • 20XX年
  • デバイスイメージ
  • 8期【2017年】
  • 7期【2012年】
  • 応用分野
  • 6期【2005年】
  • 5期【2002年】
  • 4期【1997年】
  • 3期【1992年】
  • 2期【1987年】
  • 1期【1982年】